妊活成功のために12月に気を付けたいこと

1年の中でも12月は、妊活中の体にとって冷え・忙しさ・生活リズムの乱れが重なりやすい時期。

この時期をどう過ごすかで、1〜2月の卵子の質や、移植周期のコンディションにも大きく影響します。

ここでは、12月に意識したいポイントを4つお伝えします。

①冷えを溜めない

12月は気温が一気に下がり、骨盤まわりの血流が落ちやすくなります。

子宮・卵巣への血流=妊娠力の土台。

▶できること

  • 腹巻き・レッグウォーマーでお腹と足首を温める

  • お風呂は40℃で10〜15分、できれば毎日

  • よもぎ蒸し・鍼灸・お灸で内側から温める

▶避けたいこと

  • 冷たい飲み物・生野菜サラダ中心の食事

  • 足首が出るファッション

  • お風呂をシャワーだけで済ませる

②寝不足は妊娠しにくい

12月はイベントで夜更かししがちですが、寝不足は

排卵ホルモンの分泌を乱す → 卵の育ちが悪くなる → 高温期が乱れる

という悪循環につながります。

▶今日からできること

  • なるべく0時までに寝る

  • スマホは寝る30分~1時間前にオフ

  • 寒いと眠りが浅くなるので寝室を18〜20℃に保つ

  • 布団に湯たんぽを入れる

③胃腸を整えると、子宮が温まりやすい

12月は暴飲暴食が増え、胃腸が疲れやすい季節。

東洋医学では、胃腸が弱ると痰湿が溜まり、下腹部の巡りが悪くなると考えます。

▶意識したいこと

  • 食べすぎた翌日は白湯+消化の良いもので調整

  • 冷たいビールやスイーツは控えめに

  • 胃腸が疲れている日は生姜スープや味噌汁で温める

忙しさ・ストレスが排卵リズムに影響する

年末に向けてバタバタ過ごしていると、いつの間にか呼吸が浅くなり、自律神経が乱れやすくなります。

▶できること

  • 1日3回、深呼吸を意識

  • スケジュールを詰めすぎない

  • 軽い運動(散歩・ストレッチ)は毎日5〜10分だけでも◎

  • 鍼灸で“自律神経のリセット”をする

最後に

卵子は排卵の周期が始まる前に約90日かけて成熟します。
つまり、12月の過ごし方が、来年の採卵や移植の結果に影響します。
冷え・寝不足・胃腸疲れを放置しないことが、妊娠につながる体づくりの近道です。
忙しいとつい忘れがちになりますが、小さな工夫の積み重ねを意識して続けていきましょう!

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不妊治療専門 森ノ宮アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
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