深い眠りが“卵子の若さ”を守る?西洋&東洋医学で読み解く睡眠の力

妊活中の方にとって、「卵子の質を高めたい」というのは大きな関心ごとのひとつです。

実は、卵子の質に影響を与えるもののひとつに 「質のよい睡眠」 があります。


西洋医学の視点:睡眠と卵子の関係

睡眠中、とくに深い眠り(ノンレム睡眠)に入っているとき、体は 成長ホルモンメラトニン を分泌します。

  • 成長ホルモン:細胞の修復・再生を促し、卵巣機能にも関与

  • メラトニン:強い抗酸化作用で、卵子の老化を防ぐ働きが期待されます

一方で、寝不足や浅い眠りが続くとストレスがたまりやすくなります。

ストレスは卵巣への血流を悪化させたり、ホルモンバランスを乱したりと、

卵子の質に間接的な悪影響を及ぼすことがあります。


東洋医学の視点:睡眠と「腎」「血」

東洋医学では、睡眠は「血(けつ)」と「腎(じん)」に深く関わると考えます。

  • … 生命力・生殖能力を司る臓腑。睡眠不足が続くと「腎精(じんせい)」が消耗し、卵子の質に影響します。

  • … 子宮・卵巣の栄養源。血の巡りがよければ、子宮環境も整いやすくなります。

特に 夜10時~2時 は「肝(血の貯蔵庫)」の修復タイム。

この時間に眠っていることで、より良い血が養われやすくなります。


睡眠の質を上げるためのポイント

  • 毎日できるだけ同じ時間に寝起きする

  • 夜はスマホやPCのブルーライトを避ける

  • お風呂に浸かって体を温める

  • 寝る前のカフェイン・お酒を控える

  • 鍼灸で自律神経やホルモンのバランスを整えるのもおすすめ◎


鍼灸で「自然な眠り」を取り戻す

「なにをしても眠れない…」

そんな方の眠りの浅さや寝つきの悪さの背景には、自律神経の乱れ が隠れているかもしれません。

鍼灸は、自律神経のバランスを整え、心身をリラックスさせることで 質のよい睡眠 をサポートします。

しっかり眠ることが、体づくりの第一歩。

そしてそれが、妊娠力アップ へとつながります。

焦らず、できることから始めていきましょう。🌙

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不妊治療専門 森ノ宮アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
大阪府大阪市中央区森ノ宮中央1丁目16-23 エルエムヒルズ森ノ宮 6階
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