排卵期前後の飲酒が精子に与える影響とは?

男性も意識したい「排卵期前後の飲酒と妊活の関係」

妊活というと女性側のホルモンや卵の状態に注目が集まりがちですが、

受精の約半分は精子の状態に左右されることが分かっています。

実は、精子の状態はその日の体調や生活習慣に大きく左右されます。

排卵前の数日間は男性にとっても“整える期間”なのです。

精子は日々つくられ、日々変化する

精子は約70〜80日かけてつくられますが、排出直前の数日の体調や生活習慣でも質が変化します。

睡眠不足や飲酒、ストレスなどが重なると、運動率が下がったりDNA損傷が増えたりすることも。

排卵前の数日は特に、疲れをためず、体調を良い状態に保つことがポイントです。

お酒はなぜ良くないの?

近年の研究では、飲酒と精子の質の低下との関連が指摘されています。

特に以下のような影響が報告されています。

  • テストステロン(男性ホルモン)低下:精子の形成や性機能の低下につながる

  • 精巣での精子形成機能の抑制:飲酒が続くと精子数や運動率が下がる

  • 酸化ストレスの増加:精子DNAの損傷が増え、受精や分割の質に影響

  • 肝機能への負担:ホルモン代謝が乱れ、全体的な生殖機能が低下

また、精子は約74日かけて作られるため、飲酒の影響は2〜3か月後の精子にも及ぶといわれています。

排卵前だけ控えても効果がある?

女性の排卵期(排卵の約3〜5日前〜排卵日)に合わせて、

この時期だけでも飲酒を控えることは理にかなっています。

この期間に生成・射出される精子の質が保たれることで、

受精率や胚の発育に良い影響を与える可能性が高まります。

どのくらいなら飲んでも大丈夫?

完全な禁酒が難しい場合でも、

  • 週2回以内

  • ビール中瓶1本(約500ml)または日本酒1合程度まで

    を目安にしておくと、ホルモンや精子への影響は軽減できます。

飲酒時には水分をしっかり取り、肝臓の解毒をサポートすることも大切です。

(例:しじみ・ブロッコリー・緑茶・ウコンなど)


鍼灸でできるサポート

鍼灸では、東洋医学的に「腎」を整えることで男性の生殖機能を高めるアプローチを行います。

血流を促進し、自律神経やホルモンのリズムを安定させることで、

精子形成をサポートする働きが期待できます。
森之宮アクア鍼灸治療院では、夫婦カウンセリングも承っております。

しっかりお話して互いの理解を深め、よりスムーズに授かりやすい体づくりをサポートします。

まとめ

男性が排卵期前後にお酒を控えることは、

  • 精子の質の維持

  • ホルモンバランスの安定

  • 受精卵の質向上

といった面で非常に有効です。

「ほんの数日の節制」が、二人の妊活を前に進めるきっかけになることも。

お酒を“我慢”ではなく、“未来への準備期間”として前向きに捉えてみてください🍀

森之宮アクア鍼灸治療院では、夫婦カウンセリングも承っております。
男性不妊は、決して珍しいことではありません。

体質や生活習慣を整えることで、自然と良い方向に向かう方も多くいらっしゃいます。

もし「自分の体を整えたい」「夫婦でできることを増やしたい」と感じたら、ぜひ一度ご相談ください。

お一人おひとりに合わせたケアで、妊娠しやすい体づくりをサポートいたします。

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不妊治療専門 森ノ宮アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
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