体外受精の成功率を上げるには?妊娠につながるために大切なポイントと鍼灸の併用について

体外受精の成功率を上げたい

「体外受精をしているけれど、少しでも成功率を高めたい」
「移植までにできることはない?」
このように考えている方は多いのではないでしょうか。

体外受精の結果には、年齢、卵子・精子の状態、胚の染色体、子宮内膜、ホルモン状態、治療方法など、さまざまな要因が関係します。

そのため「これをすれば必ず妊娠する」という方法はありませんが、治療と並行して身体の状態を整えておくことは大切です。

①まず大切なのは「卵子・精子・胚」の状態

体外受精では、卵子と精子が受精し、良好な胚へ成長することが第一のステップです。

特に女性は年齢とともに卵子の染色体異常が増加し、妊娠率や出生率にも影響します。

そのため、採卵を繰り返している方は、単に「卵胞の数を増やす」だけではなく、

・卵子の成熟
・受精しやすい環境
・胚盤胞まで成長できる力
・酸化ストレスへの対策

など、卵子が育つ環境全体を考えることが重要です。

男性側も同様に、精子の運動率や濃度だけでなく、生活習慣や喫煙、酸化ストレスなどが生殖機能に関係します。

②食事は「何か1つ」よりバランスが大切

妊活では「○○を食べれば妊娠しやすくなる」という情報が多くあります。

しかし、特定の食品だけで体外受精の成功率が大きく上がるという十分なエビデンスはありません。

野菜、果物、魚、豆類、卵、肉、全粒穀物などを組み合わせ、栄養バランスの良い食事を続けることが基本です。

特に、卵子や精子は酸化ストレスの影響を受けるため、抗酸化成分を含む食品を普段の食事に取り入れることもおすすめです。

例えば、

・緑黄色野菜
・ベリー類
・大豆製品
・魚
・ナッツ類
・オリーブオイル

などをバランスよく取り入れましょう。

③睡眠・運動・体重など「身体の土台」も見直す

妊活では、治療そのものに目が向きがちですが、

「睡眠不足」
「運動不足」
「極端なダイエット」
「喫煙」
「過度な飲酒」

などの生活習慣も無視できません。

特に喫煙は女性・男性ともに生殖機能への悪影響が確認されており、ARTの治療成績にも悪影響を及ぼすことが報告されています。

また、妊活中は「身体を温めること」だけに注目するのではなく、睡眠、食事、適度な運動、ストレス管理を含めて身体全体を整えることが大切です。

④移植では「胚」と「子宮側」の両方を考える

胚の状態が良くても、必ずしも妊娠するとは限りません。

着床には、胚の状態だけでなく、子宮内膜の厚さやホルモン環境、移植するタイミングなど、複数の要素が関係します。

近年は、移植を行う周期のホルモン状態なども重要視されています。

例えば、ESHREの2025年の卵巣刺激ガイドラインでは、新鮮胚移植を予定する場合、最終成熟のタイミングにおけるプロゲステロン値を確認することが検討されており、高値の場合には継続妊娠率・出生率が低下する可能性について説明することが推奨されています。

つまり「良い胚を移植すればOK」ではなく、その胚を迎える子宮側の環境も含めて治療を考えることが重要です。

⑤体外受精と鍼灸を併用するという選択肢

そこで近年注目されているのが、体外受精と鍼灸の併用です。

鍼灸には、

・血流改善を目的とした身体のケア
・自律神経の調整
・睡眠やストレスへのアプローチ
・冷えや肩こりなどの身体症状の改善

など、妊活中の身体を整えるサポートとして活用される側面があります。

また、体外受精に対する鍼灸の研究も増えています。

2024年に発表された38件・5,991人を対象としたメタ解析では、採卵を伴う新鮮胚移植周期では卵巣刺激中の鍼灸で臨床妊娠率が高くなったことが報告されています。

また、凍結胚移植では、移植前の鍼灸で臨床妊娠率・出生率が高くなったという結果も報告されています。

さらに、58件のRCT、10,968人を対象としたメタ解析では、鍼灸併用群で臨床妊娠率・出生率が高かったと報告されています。

⑥鍼灸は「いつ受けるか」も大切

体外受精と鍼灸を併用する場合、治療のタイミングも重要です。

例えば、

採卵前
→ 卵胞が育つ時期の身体のコンディションを整える

採卵後~移植まで
→ 血流、自律神経などを整えて、着床しやすい環境づくりを行う

移植前
→ 子宮や全身のコンディションを整える

など、治療段階によって目的を変えていきます。

研究でも、鍼灸を行う時期によって結果が異なる可能性が示されており、「移植当日に1回だけ」ではなく、治療周期全体を通して考えることが重要だとされています。

まとめ

体外受精の成功率を高めるために大切なのは、

①卵子・精子の状態を整える
②栄養バランスを見直す
③睡眠・運動など生活習慣を整える
④子宮内膜やホルモン環境を確認する
⑤胚だけでなく子宮側の環境も考える
⑥必要に応じて鍼灸などの補助療法を取り入れる

というように、一つの方法だけに頼らず、「卵子・精子・胚・子宮・生活習慣」を総合的に整えていくことです。

森ノ宮アクア鍼灸治療院では、病院での治療内容や採卵・移植のスケジュールを確認しながら、お一人おひとりの体調や体質に合わせた鍼灸施術を行っています。

「採卵に向けて身体を整えたい」
「移植前にできることをしたい」
「何度移植してもなかなか結果が出ない」

そんな方も、ぜひ一度ご相談ください。

 

森ノ宮アクア鍼灸治療院
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住所〒540-0003大阪府大阪市中央区森ノ宮中央1丁目16番地23 森ノ宮コスモビル 6階
電話06-6809-4388

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