多嚢胞性卵巣症候群でも排卵できる人・できない人の違いは?

PCOSなのに排卵できる人・できない人の違いとは?|多嚢胞性卵巣症候群と排卵の関係

「PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)と診断されたけれど、毎月排卵している」
「PCOSと言われてから、生理は来るのに排卵していない」
「薬を使わないと排卵できないのはなぜ?」

PCOSでも自然に排卵できる人もいれば、排卵が不規則な人、ほとんど自然排卵しない人もいます。

この違いには、ホルモンバランスやインスリン抵抗性、体質、生活習慣など、さまざまな要因が関係しています。

大阪で妊活・不妊治療をサポートしている森ノ宮アクア鍼灸治療院でも、「PCOSだけど自分はなぜ排卵できるの?」「同じPCOSなのに排卵できない人との違いは?」というご相談を多くいただきます。

今回は、PCOSで排卵できる人とできない人の違いについて、わかりやすく解説します。


PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)とは?

PCOSとは、多嚢胞性卵巣症候群のことで、排卵がうまく起こりにくくなる女性ホルモンのバランスの乱れに関係する疾患です。

代表的な特徴として、

  • 生理周期が長い

  • 生理がなかなか来ない

  • 排卵が不規則

  • 卵巣内に小さな卵胞が多数見られる

  • 男性ホルモンが高め

  • 排卵しにくい

などがあります。

ただし、PCOS=全員が無排卵というわけではありません。

PCOSには症状の程度に個人差があり、比較的軽度で自然排卵する方もいれば、排卵誘発を行わないと卵胞が育ちにくい方もいます。


PCOSで排卵できる人とできない人の違い

① ホルモンバランスの乱れの程度

PCOSでは、排卵に関係するホルモンのバランスが乱れやすくなります。

特に関係するのが、

  • LH

  • FSH

  • アンドロゲン(男性ホルモン)

  • インスリン

などです。

通常、卵胞は一定の大きさまで育つと、排卵に向けて1つの主席卵胞が選ばれます。

しかしPCOSでは、ホルモン環境の影響によって、

「卵胞はたくさんあるけれど、1つがしっかり成熟できない」

という状態が起こることがあります。

比較的ホルモンバランスの乱れが軽い場合は、多少時間がかかっても卵胞が成熟し、自然排卵できることがあります。

一方で乱れが強い場合は、多数の卵胞が途中で成長を止めてしまい、排卵まで進みにくくなります。


② インスリン抵抗性があるかどうか

PCOSと深く関係しているのが、インスリン抵抗性です。

インスリンは血糖値を調整するホルモンですが、体がインスリンに反応しにくくなると、体内ではより多くのインスリンが必要になります。

インスリンが過剰になることで、卵巣からの男性ホルモンの分泌に影響し、

  • 卵胞が育ちにくい

  • 排卵しにくい

  • 生理周期が乱れる

といった状態につながることがあります。

そのため、同じPCOSでも、

インスリン抵抗性が強い人ほど排卵障害が起こりやすい傾向があります。

ただし、PCOSは「太っている人だけがなるもの」ではありません。

痩せ型のPCOSの方でも排卵障害が起こることがあるため、体型だけで判断することはできません。


③ 卵胞が途中で止まるか、最後まで育つか

PCOSの卵巣では、小さな卵胞がたくさん見られます。

しかし重要なのは、卵胞の数だけではありません。

排卵するためには、

複数の小さな卵胞の中から、1つの卵胞が選ばれ、しっかり成熟する必要があります。

排卵できる人は、この「主席卵胞を選んで成熟させる」という流れが比較的保たれています。

一方、排卵できない人は、

小さな卵胞はたくさんあるのに、どれも途中で成長が止まってしまう

ことがあります。

「卵がたくさんあるのに排卵しない」と言われるのは、このような状態が関係しています。


PCOSでも毎月排卵する人はいる?

はい、います。

PCOSと診断されていても、

  • 生理周期が比較的安定している

  • 毎月ではないが自然排卵する

  • 周期は長いものの排卵はしている

という方も少なくありません。

例えば、28日周期ではなくても、

35日、40日かけて排卵している

というケースもあります。

そのため、「周期が長い=必ず無排卵」とは限りません。

基礎体温、排卵検査薬、超音波検査、ホルモン検査などを組み合わせて確認することが大切です。


PCOSで排卵できなくなる原因は生活習慣にもある?

PCOSの排卵障害は、生まれつきの体質やホルモンだけで決まるわけではありません。

以下のような要因が重なることで、排卵しにくくなることがあります。

・睡眠不足

睡眠不足が続くと、自律神経やホルモンのリズムが乱れやすくなります。

・ストレス

強いストレスは、脳から卵巣へのホルモンの伝達に影響することがあります。

・体重の増減

急激な体重増加だけでなく、過度なダイエットも排卵に影響する場合があります。

・食生活の乱れ

糖質に偏った食事や血糖値が急上昇しやすい食生活は、インスリンの働きに影響する可能性があります。

・運動不足

適度な運動は、血糖コントロールや代謝の改善にも役立ちます。

PCOSの場合、薬による治療だけでなく、日常生活から身体の土台を整えることも排卵をサポートする重要なポイントです。


PCOSの人が排卵しやすい身体づくりのためにできること

① 血糖値が急上昇しにくい食事を意識する

PCOSでは、血糖値の急上昇を繰り返さないことが大切です。

例えば、

  • 野菜や汁物から食べる

  • 白米だけでなく雑穀米を取り入れる

  • 甘い飲み物を習慣化しない

  • たんぱく質を毎食取り入れる

  • 食事を極端に抜かない

といった工夫がおすすめです。

特に、「何を食べるか」だけでなく、「血糖値を急激に上げない食べ方」も意識してみましょう。


② 適度に身体を動かす

激しい運動を毎日行う必要はありません。

ウォーキングや軽い筋トレなどを継続することで、

  • 血流の改善

  • 代謝のサポート

  • インスリンの働きの改善

  • ストレス解消

などが期待できます。

「頑張りすぎて続かない運動」よりも、無理なく続けられる運動習慣がおすすめです。


③ 睡眠と自律神経を整える

排卵は、脳からのホルモンの指令によってコントロールされています。

そのため、

脳 → 下垂体 → 卵巣

というホルモンの連携を考えることも大切です。

睡眠不足や慢性的なストレスが続くと、自律神経が乱れ、身体が常に緊張状態になりやすくなります。

妊活中は、

  • 就寝前のスマートフォンを控える

  • ぬるめのお風呂に入る

  • 深呼吸する時間をつくる

  • 夜更かしを続けない

など、身体がリラックスできる時間を意識してみましょう。


PCOSと鍼灸|排卵しやすい身体づくりをサポート

PCOSで妊娠を目指す場合、「排卵させること」だけを考えるのではなく、なぜ排卵しにくい状態になっているのかを身体全体から見ていくことも大切です。

森ノ宮アクア鍼灸治療院では、

  • 生理周期

  • 基礎体温

  • 排卵のタイミング

  • 卵胞の成長

  • 血流状態

  • 冷え

  • 睡眠

  • ストレス

  • 食生活

などを確認しながら、一人ひとりの状態に合わせた妊活サポートを行っています。

鍼灸では、骨盤内の血流や自律神経を整えながら、妊娠に向けた身体づくりをサポートしていきます。

PCOSの場合も、

「卵胞は育つのに排卵しない」

「周期が長く、いつ排卵するかわからない」

「薬を飲んでいる間は排卵するけれど、自然周期では排卵しない」

など、状態によって必要なサポートは異なります。

不妊治療と鍼灸を組み合わせながら、自分の身体の状態を把握していくことが大切です。


PCOSで排卵できないからといって妊娠できないわけではありません

PCOSは、妊娠しにくさにつながることがありますが、妊娠できないという意味ではありません。

排卵障害がある場合でも、

  • 生活習慣の見直し

  • 排卵誘発

  • タイミング法

  • 人工授精

  • 体外受精

  • 鍼灸による身体づくり

など、現在の状態に合わせた選択肢があります。

またPCOSの方は、治療によって卵胞が育ちやすくなるケースも多くあります。

「PCOSだから仕方ない」と諦めるのではなく、自分が今どの段階で排卵が止まっているのかを知ることが、妊活の第一歩になります。


大阪でPCOS・排卵障害・妊活のご相談なら森ノ宮アクア鍼灸治療院へ

「PCOSと診断されたけれど、自然排卵できるのか知りたい」

「生理は来ているけれど、排卵しているかわからない」

「不妊治療を続けながら、身体づくりもしたい」

「卵胞は育つのに、なかなか排卵しない」

このようなお悩みがある方は、一人で抱え込まずご相談ください。

森ノ宮アクア鍼灸治療院では、大阪・奈良・兵庫等で妊活・不妊治療に取り組む方をサポートしています。

PCOSによる排卵障害は、一人ひとり原因やホルモンの状態が異なります。

西洋医学的な検査や不妊治療と並行しながら、鍼灸で身体のコンディションを整え、妊娠に向けた身体づくりを一緒に考えていきます。

PCOS、排卵障害、妊活でお悩みの方は、ぜひアクア鍼灸治療院にご相談ください。

まとめ

PCOSで排卵できる人とできない人の違いには、

  • ホルモンバランスの乱れの程度

  • インスリン抵抗性

  • 卵胞が成熟できるかどうか

  • 体重や代謝の状態

  • 睡眠やストレスなどの生活習慣

などが関係しています。

そして最も大切なのは、PCOSという診断名だけで「自分は排卵できない」と決めつけないことです。

同じPCOSでも症状は一人ひとり違います。

今の身体の状態を確認しながら、自分に合った方法で排卵・妊娠に向けた身体づくりを進めていきましょう。


 

森ノ宮アクア鍼灸治療院
森ノ宮アクア鍼灸治療院
住所〒540-0003大阪府大阪市中央区森ノ宮中央1丁目16番地23 森ノ宮コスモビル 6階
電話06-6809-4388

お問い合わせネット予約

治療院概要

院名・・・森ノ宮アクア鍼灸治療院
所在地・・・〒540-0003 大阪府大阪市中央区森ノ宮中央1丁目16番地23 森ノ宮コスモビル 6階
電話番号・・・06-6809-4388