体外受精•顕微授精を考えたときの病院選びのポイント
お金も時間もかかる不妊治療。だからこそ、病院選びも慎重になりますよね。体外受精や顕微授精は通院の頻度が増えることが多く、治療費も高くなります。
納得して病院に通うために、今回は選択する時のポイントをお伝えします。
はじめに・・・
病院でも2タイプあります。
「不妊治療専門クリニック」もしくは「総合病院・大学病院」です。どちらにもメリット・デメリットがございます 。
「不妊治療専門クリニック」
メリット
・通院しているのは、不妊治療の患者様のみ
・先進的な検査機器を導入しているところが多い
・培養士やカウンセラーなどの態勢が充実
デメリット
・地域によっては数が少ない
・人気クリニックは待ち時間が長い
・出産のための病院探しが必要
「総合病院・大学病院」
メリット
・各都道府県にある
・医療設備が充実している
・産科があれば出産もできる
・トラブルの際、他科と連携ができる
デメリット
・待ち時間の長いことが多い
・毎回、担当医がかわることもある
・研修医の立ち合いがあることもある
ここがポイント
ポイント1「通いやすさ」
自宅や職場からのアクセスの良さも大切です。生殖補助医療を受けられると自ずと通院回数が増えてきます。
体外受精の場合ですと、身体の状態で受診回数が増えたり卵子の状態で移植日がズレたりすることはよくある話です。
週に何度か通わないといけないこともあるので、出来れば生活圏内の所にある病院がいいと思います。無理なく通える所を選んでみましょう。
ポイント2「男性不妊に対応しているか」
今は男性の2人に1人が男性不妊と言われています。自覚症状がないことも多いため、精密検査で初めてわかることが多いです。
不妊治療専門クリニックでも男性専門は少なく、大体の方は泌尿器科に受診されることになります。病院やクリニックによっては一般的な検査(精子の数や運動率など)は行っていても、それ以上の検査や治療は行っていないところもあるため泌尿器科に紹介状を出して貰い転院することもよくあります。
精索静脈瘤など病気による不妊であった場合は、泌尿器科での処置が必要なケースもあります。
男性不妊外来がある、もしくは治療を行える施設と連携しているクリニックを選んでおくと不妊の原因が男性側にあった場合、スムーズに治療を受けられます。
ポイント3「医師との相性」
どれだけ人気が高い施設でも、続けて通院することを考えると相性も大切です。違和感や不信感を感じながらだとストレスに繋がります。
親身になってくれる、説明をしっかりしてくれるなど、基準を作っておくと判断しやすいかもしれません。
ポイント4「生殖医療専門医はいるのか」
生殖医療専門医はいわゆる不妊治療の専門家です。
採卵・体外受精・顕微授精などの最新の知識や高い技術をもっており、それを適切に判断し治療できます。
不妊治療をしている病院でも全ての病院に在籍しているわけではありません。
もちろん専門医がいない病院でも実績を残されている病院はございますが、1つの安心材料としてチェックしておきましょう。
すでに通院してるが転院を考えてる方
通いなれたところからの転院は不安かもしれませんが、治療の進め方や薬が変わることで妊娠に至るケースも少なくないです。
不妊治療をしている方で転院をされている方はたくさんいらっしゃいます。
セカンドピニオンのつもりで診察を受けてみたり、オンラインの説明会などもあるので参加してみるのも一つです。
まとめ
病院選びでは、どんな治療を受けたいかを明確にしておくと、候補が絞りやすくなると思います。通ってみて合わないなと思ったら転院することも一つです。
是非参考にしてみて下さい(^^)
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不妊治療専門 森ノ宮アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
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