空胞になる原因は?

大変な採卵を終えてみたら「空胞です」と言われることがあります。

「空胞」とは、卵子が卵胞の壁にくっついて離れない、未成熟の卵子の事です。

卵胞の大きさは正常でも、空胞かは採ってみないとわかりません。

「空胞」になる原因は?

空胞になる原因は様々です。

年齢が原因によるもの

加齢によって卵子の発育の状態が遅れる場合があると言われています。この遅れによって、卵胞が大きく育ったにも関わらず、卵子は未成熟な状態になってしまいます。

遺残卵胞が原因によるもの

通常排卵があると、排卵されなかった卵胞はおよそ8~9日後に自然に消滅します。しかし、卵胞が自然に消滅されずに残ってしまうと空胞となってしまいます。
排卵誘発剤を使用すると起こりやすいと言われています。

黄体形成ホルモンの分泌量低下が原因によるもの

黄体形成ホルモンには、排卵を促す役割があります。分泌量が低下することで、卵子が未成熟になりやすいと言われています。その結果、卵子が採れず空胞の状態になる可能性が高くなります。

空胞になってしまう原因は多岐にわたりますが、多くの場合、ホルモンバランスの変化や排卵障害が主な要因とされています。

空胞にならないためにできる事

空胞を防ぐためには、ホルモンバランスを整えることや、卵子の質を上げることが大切です!

ホルモンバランスの調整

睡眠
睡眠中に細胞を修復し、卵子の老化を防ぐホルモンが分泌されます。
質のいい睡眠がとれるように、寝る前のスマホはやめる、ご飯は2~3時間前に済ますなど入眠しやすい状態をつくりましょう。

ストレス緩和
ストレスがあると血流が悪くなったり、細胞が老化しやすくなります。妊活をしていると病院、家事、仕事と余裕がなくなります。ですが、こういった時ほど自分の時間を作ったり、散歩などの軽い運動を取り入れてストレスを軽減させましょう。

・漢方薬や鍼灸治療
体のエネルギーバランスを調整し、体質を整えていきます。排卵を促進し、月経周期を正常化するためのサポートをしていきます。

食生活の見直し

・抗酸化作用のある食べ物
時間のたった油や添加物などは体を酸化させます。酸化はイコール老化に繋がり、卵子の質が低下する原因になります。酸化物質を取り除く食べ物を積極的に摂りましょう。

「ビタミンC」
ブロッコリー、キウイ、いちご、柑橘類など
「ビタミンE」
ゴマ、アーモンド、ピーナッツなど
「ポリフェノール類」
プルーン、ブルーベリー、りんごなど
「ミネラル類」
わかめ、海苔、昆布など

運動不足の改善

運動不足になると血流が滞り、老廃物が溜まりやすくなります。また下半身の血流が悪くなると、骨盤内が冷え卵子の老化にも繋がってしまいます。ウオーキングやヨガなどの有酸素運動を取り入れてみてください。

 

まとめ

空胞が続いていた人でも、体質改善して卵が採卵でき妊娠した人がたくさんいらっしゃいます。空胞とはいいますが、決して卵子がないわけではありません。 食生活や生活習慣を見直して、いい卵子がしっかり育つようにできることをしていきましょう(^^)

 

■■□―――――――――――――――――□■■

不妊治療専門 森ノ宮アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
大阪府大阪市中央区森ノ宮中央1丁目16-23 森ノ宮コスモビル 6階
(電話)070-2219-1623
診療日時
10:00~20:00/月~金(受付終了20時)
10:00~17:00/土日祝(受付終了17時)
不定休/定休日
(公共のアクセス)
大阪環状線森ノ宮駅徒歩1分
地下鉄中央線森ノ宮駅徒歩1分
地下鉄鶴見緑地線森ノ宮駅徒歩1分
■■□―――――――――――――――――□■■