あなたの生理痛はどのタイプ?
皆様は生理痛ございますか??
生理痛には個人差があると言われていますが、誰しもが辛いものですよね。。。
痛みがきつい人は、何気ない日常生活や食生活が原因となっている可能性も・・・
東洋医学ではどんな生理痛であれ、最終は「瘀血」といって血が滞ってしまう状態になっていると考えます。
まずは自分がどのタイプの「生理痛」であるか確かめてみましょう!
生活習慣による瘀血タイプ
運動不足・喫煙・不眠など、血行を滞らせる生活を長年習慣づいている方がこのタイプに当てはまります。
- 下腹部の痛みが強い
- キリキリ指すような痛み
- 出血量が多い
- 経血は黒ずんでいて、レバーのような塊も多く出る
- 運動をあまりしていない
- 目の下にクマができやすく唇の血色も悪い
などが特徴です。
生活養生
- 運動を1日30分程取り入れる(散歩・ラジオ体操・ストレッチなど)
- 摂りたい食材(玉ねぎ、にんにく、青魚、らっきょう、桃、黒酢)
- 避けたい食材(冷たいもの・生もの・揚げ物・甘いもの・スナック菓子)
このタイプは運動不足の方が圧倒的に多いです。運動により代謝を高めることが必要です。
いきなり1日30分でなくても、1日10分から始めても大丈夫です。自分のペースで徐々に運動の時間を増やしていかれるといいでしょう。
長期にわたって血行を悪化させてしまっているので、同じくらいの時間をかけて少しずつ良い生活習慣を作っていきましょう。
上記の食材は、身体を温めて血流を改善してくれますので是非取り入れてください!
身体の冷えがきつい瘀血タイプ
冷えが根源で、夏でも注意が必要なタイプです。
冷えによる血行不良や、身体の熱エネルギーが不足している状態の人に多いです。
- 生理痛は冷えると悪化し、温めると和らぐ
- ぎゅっと絞られるような痛み
- 生理の初日から痛みを感じる
- 生理期間中に特に体の冷えを感じる
- 冷たい飲み物のや食べ物、生ものを頻繁に摂る
- シャワーだけで済ますことが多い
などの特徴や生活習慣の方に多いタイプです。
生活養生
- 夏でも薄手の上着を持ち歩いたり、腰回りや足首を冷やさないようにする
- なるべく湯舟に入り全身を温める
- 摂りたい食材(にんじん、玉ねぎ、れんこん、生姜、ねぎ)
- 避けたい食材(白砂糖・生野菜・夏野菜・冷たい飲み物)
このタイプの方は体質的なものなので、毎日の養生が大切です。
疲労が度を越えることでも冷えを起こしてしまうので、しっかり休息をとって”身体の回復”を意識しましょう!
食材は身体を温める作用のある根菜や、生姜を使った料理を増やすことがおすすめです。
ストレス蓄積の瘀血タイプ
精神的な影響を受けやすく、自律神経が乱れてしまうタイプです。
自律神経が乱れることで血流が悪化し、痛みが増すというのが主になります。
痛みが強い時とそうでもない時があるのが特徴です。
- 生理前に胸やわき腹も痛むことがある
- お腹にガスが溜まって痛む
- PMSが強いことが多い
- ストレスの軽減や、生理の開始によって痛みが和らぐ
- 性格はまじめでストレスを受けやすい
- 夜はあまり眠れない
- つい食べ過ぎてしまうことが多い
などの特徴や生活習慣の方に多いタイプです。
生活養生
- できるだけリラックスできる時間を意識してストレスを遠ざける
- ウォーキングなどの適度な運動を取り入れる
- 摂りたい食材(しそ、三つ葉、セロリ、お酢、柑橘類)
- 避けたい食材(唐辛子、カフェイン、熱すぎるもの)
まずはストレスを軽減することがポイントとなります。
身体を適度に動かして発散したり、お休みの日は好きなことをして過ごしてくださいね。
食材はストレス緩和に役立つ”香味野菜”や”酸味のあるもの”を積極的に摂りましょう。
元気も血液も足りない瘀血タイプ
エネルギーと血液の両方が不足しているので、非常に疲労感が強く貧血のような症状が出るタイプです。
生理の時期にはめまいやふらつき、頭痛などが起こる方もいます。
- 生理後半から重だるく鈍い痛みが始まる
- 生理が終わった後も痛みが数日継続する
- 痛いところをさすると痛みが少し和らぐ
- 全く動けなくなってしまうこともある
- 経血の色は薄く、サラサラしている
- 偏食気味や、食欲にムラがあることが多い
- 生理時期になると体調を崩しやすい
などの特徴や生活習慣の方に多いタイプです。
生活養生
- できる限り7時間の睡眠を心がける
- 日付が変わる前にベッドに入るようにする
- 摂りたい食材(ナツメ、ほうじ茶、黒糖、はちみつ、きのこ、イモ類)
- 避けたい食材(菓子パン、緑茶、脂質の多い肉、冷たいもの、生もの)
このタイプの方は、もともとあまり食べられない人も多いので、食事はできるだけ温かく、”消化の良いもの”を摂るようにしましょう。
食材は赤や黒い食材で血を補い、イモ類やキノコ類などで気を補う事がおすすめです。
生理中はいつも以上に無理をせず、身体を休められるような環境づくりが大切です。
まとめ
人それぞれ「生理痛」は体質・食生活・生活習慣などの違いによって、症状は様々です。
まずは自分がどういった体質なのかを知り、改善法を実践して生理痛を緩和しましょう!
現代医学では、鎮痛剤を用いて生理痛を緩和したり、ピルを用いて排卵をコントロールすることが対症療法です。病院で対症療法を受けられている方は、それに加えて鍼灸や漢方をはじめとした東洋医学で、根本から生理痛を起こさない身体作りを目指すことがおすすめです。
生理痛があることを普通だと思わずに、一度自分の身体を見直してみましょう(^^)
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不妊治療専門 森ノ宮アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
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