卵子をしっかり育てるには？
毎月排卵される卵子ですが、卵子はどういった経緯をたどって排卵されるかをご存じですか？
卵子の元である原始卵胞は、卵巣の表面にギュっと密閉されて眠っています。
そして、毎日いくつかの卵子の元が目覚めて成長を始めます。
目覚めてから排卵までは約180日あり、半年もの時間をかけて成長していきます。
毎月排卵されている卵子は、それぞれ半年前から食べた栄養・生活習慣などが反映してできていると思うと考え深いですよね。
成長する卵子にしっかり栄養を届けるためには毎日の食事がとても重要になってきます。
また、適度に運動して質の良い睡眠をとることも卵子を育てる為に心がけたい習慣です。
鍼灸治療は卵子に栄養を届けやすくしたり、脳に働きかけホルモン分泌を促したり、体調を整えてくれます。
ですが、食生活や生活習慣は最終的にご自身の意思で実行していただくこととなります。
まずは卵子の栄養となる食生活の基本を実行してみましょう！
できるだけ自炊したものを食べる
カット野菜などは手軽で調理もしやすく便利ですが、洗浄や加工によってビタミンやミネラルが抜けていて、栄養分がかなり無くなっています。
また、できあいのお惣菜やお弁当などは調理から時間が経っているため、油が酸化しているものが多く卵子の質が下がる可能性が高くなります。
時短料理でいいので、まずは自分で調理する時間を増やしていきましょう！
朝・昼・晩バランスよく食べる
朝はバタバタしたりして、朝食を抜いている人が多いかと思います。
朝は1日のうち最も体温の低い時間です。朝食を摂ると体温がしっかり上がり、内臓を目覚めさせてくれます。
朝から体温が上がることで基礎体温も上がり、冷えを予防して妊娠しやすい身体を作ります。
今まで食べる習慣がなかった人は、まずはお味噌汁やスープなどから始めることがおすすめです。
昼は夕方まで活動するエネルギーを養いますので、インスタントや菓子パンなどは避けて、お弁当や和食を中心に摂りましょう。
夜は少量の炭水化物と良質なたんぱく質を摂ると、血肉やホルモンの材料となってくれて良い卵子が育ちやすくなります。
卵子の質を上げるオススメの食材
- 緑黄色野菜：赤パプリカ、ブロッコリー
- ナッツ類：アーモンド、ピーナッツ、くるみ
- 果物：キウイ、いちご
- 海藻類：わかめ、昆布、ひじき
※抗酸化作用があり、卵子の老化を防いで質を高めてくれます。
- 大豆製品：豆腐、納豆
- 魚：さば、マグロ、さんま
- 貝類：牡蠣、しじみ
- 肉類：牛赤身、豚赤身、鶏もも
※良質なたんぱく質を含み、卵子やホルモンの原料となります。
また、ビタミンE・鉄・亜鉛・葉酸・カルシウムといった栄養素が摂取でき、卵子の質を上げてくれます。
上記の食材を普段の食事にバランスよく取り入れてみてください！
良い卵子を育てる為に、まずは食生活から見直してみましょう(^^)
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不妊治療専門 森ノ宮アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
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