妊娠力を上げる睡眠の役割

睡眠は人生の3分の1を占めると言われています。その時間はとても大切で、睡眠をしっかりとることも妊活の一つです。今回は睡眠がなぜ妊活にとって大切なのかを詳しくお話させていただきます。

睡眠の役割

睡眠は単なる休息ではありません。壊れたり古くなった細胞を再生したり、その日の疲労を回復します。また、卵子の発育や妊娠に必要なホルモンは寝ている間に分泌されます。その他、体内時計の調節をしたりと、様々な役割を担っています。

夜更かしや不安定な睡眠を続けることは体の疲れがとれず、正常にホルモン分泌がされなくなり、妊娠しづらい状態になる可能性があります。

妊娠しやすい体づくりには、睡眠をとることも大切だと上記の事から分かるかと思います。

妊娠と睡眠

睡眠時には睡眠ホルモンと呼ばれる『メラトニン』が分泌され、自然な眠りを誘います。このメラトニンは、抗酸化作用があり卵子を酸化ストレス(老化)から守ってくれる働きがあります。つまり、メラトニンがきちんと分泌されれば卵子の質の改善に繋がる訳です。

体外受精において成熟率、受精率、胚の質の改善が証明された論文も数多くでており、また睡眠時間が足りてないと排卵に欠かせない卵胞刺激ホルモンの量が減少するとも報告されています。

最適な睡眠時間とは?

ハーバード大学の研究では7~8時間が理想的と言われていますが、直接的に妊娠と結びつくというわけではありません。何時間眠ったというよりも、どんな睡眠をとったかが重要なポイントです。

良い睡眠には深い眠りが必要だと言われていますが、深い睡眠には最低でも4時間程度の睡眠が必要と言われています。長時間の睡眠をとっていたとしても、なかなか寝付けない、夢をよく見る、頻繁に目が覚める、といった眠り方では睡眠のリズムが崩れてしまう為、良い睡眠とは言えません。

妊活に良いとされる「質の良い睡眠」をとるために、就寝の前から体がおやすみモードに入れるように準備をしていきましょう。

質のいい睡眠をとるための準備

質の良い睡眠をとると、生活のリズムが整いやすくなり、体内のホルモンのバランスも保たれやすいので、妊活や生活習慣病の予防にもなります。以下のことをとりいれて睡眠の質を高めていきましょう。
・就寝の1時間前から携帯電話を見ない、触らない(脳が興奮する)
・就寝の2時間前までにお風呂に入ること(放熱の過程で眠りにつきやすくなる)
・寝る前のストレッチで体をリラックスさせる
・日中適度に息が上がるぐらい運動してみる
・カフェインの摂取は夕方まで(夜は摂取しない)

まとめ

ホルモンを生成するときには、その材料として必要になるタンパク質やビタミン、鉄や亜鉛などのミネラルを摂取することも大切です。栄養のある食事をして、良質な睡眠をとる規則正しい生活を送ることで、妊娠しやすい体質になることが期待できます。

まずは出来ることから始めてみましょう(^_^)

■■□―――――――――――――――――□■■

不妊治療専門 森ノ宮アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
大阪府大阪市中央区森ノ宮中央1丁目16-23 エルエムヒルズ森ノ宮 6階
(電話)06-6809-4388
診療日時
10:00~20:00/月~金(受付終了20時)
10:00~17:00/土日祝(受付終了17時)
不定休/定休日
(公共のアクセス)
大阪環状線森ノ宮駅徒歩1分
地下鉄中央線森ノ宮駅徒歩1分
地下鉄鶴見緑地線森ノ宮駅徒歩1分
■■□―――――――――――――――――□■■